「管理画面やフロント画面に閲覧数を表示できる便利なプラグインWP-PostViewsを○○に活用したらアクセスアップできんじゃね?」というわけで、今更ながら改めて基本の設定方法と使い方を解説してますが、何か?
WP-PostViewsは、WordPressの管理画面やフロント画面に記事閲覧数を表示できる無料のプラグインです。
閲覧数は累計表示ですが、工夫次第でランキング形式で表示させることもできます。
フロント画面で閲覧数を表示させて訪問者の興味をそそることにも利用できますが、管理画面に表示させてSEO対策の検討にも利用できます。
ここでは基本的な設定と使い方を解説して、活用方法は別の記事で解説したいと思います。
- 人気記事のランキング表示
- 管理画面やフロント画面の閲覧数表示
- 特定記事やカテゴリ、タグ別のランキング表示
注意点
他のインストール済みプラグインやWordPressのバージョンなどと相性が悪い場合、うまく表示されないことがあります。
環境によってうまくいかない可能性がないとは言い切れませんので、自己責任でお願いします。
▼この記事の環境
- WP-PostViews 1.73
- WordPress 4.5.1-ja
- STINGER 5、STINGER 7、AFFINGER
- Google Chrom
WP-PostViewsのインストール
WordPressの管理画面で[プラグイン]-[新規追加]の順に進み、プラグイン検索窓に”WP-PostViews”と入力して検索。
検索結果に表示された”WP-PostViews”の[今すぐインストール]をクリック。
[プラグインを有効化]をクリック。
インストール済みプラグインの一覧に表示されていればインストール完了です。
設定
WordPressの管理画面で[設定]-[PostViews]の順に進みます。
Count Views From:カウントする閲覧元
カウントする閲覧元は、どの閲覧者をカウントするかの設定で、下記の3種類から選択できます。
Guests Only | ゲストのみ | ログインしていない閲覧者 |
Everyone | すべて | 管理者を含むすべての閲覧者 |
Registered Users Only | 登録したユーザーのみ | ログインしている閲覧者 |
Exclude Bot Views:ボットからのビューを除外
検索エンジンのロボット(クローラー)のアクセスをカウントに含むかどうかの設定です。
No | いいえ | ロボットのアクセスをカウントする |
Yes | はい | ロボットのアクセスをカウントしない |
ボットのアカウントが増えても嬉しくないので、通常は”はい”に設定で問題ないでしょう。
Views Template:ビュー数の表示形式
管理画面やフロント画面に表示する閲覧数の表示方法の設定です。
%VIEW_COUNT% views | 通常の閲覧数表示 |
%VIEW_COUNT_ROUNDED% | 丸みをおびた閲覧数表示?(わかりませんw) |
”%VIEW_COUNT_ROUNDED%”は、バージョン1.69から追加された表示方法ですが、正直何がしたいかわかりません。(テスト的に表示させてみましたが、通常の閲覧数と同じようにしか見えませんでしたw)
Most Viewed Template:最も人気の記事テンプレート
サイドバーウィジェットでランキング表示させるためのソースで、ウィジェットを追加するとこのレイアウトで表示されます。
%VIEW_COUNT% | 閲覧数表示 |
%VIEW_COUNT_ROUNDED% | 丸みをおびた閲覧数表示?(わかりませんw) |
%POST_TITLE% | 投稿タイトル表示 |
%POST_DATE% | 投稿日表示 |
%POST_TIME% | 投稿時間表示 |
%POST_EXCERPT% | 投稿内容抜粋表示 |
%POST_CONTENT% | 投稿内容全文表示 |
%POST_URL% | 投稿URL表示 |
%POST_THUMBNAIL% | アイキャチ表示 |
例えば、アイキャッチ・投稿タイトル・投稿内容抜粋・閲覧数を表示させる場合は、下記のように記述します。
<li><a href="%POST_URL%" title="%POST_TITLE%">%POST_THUMBNAIL%%POST_TITLE%</a>%POST_EXCERPT% - %VIEW_COUNT% views</li>
CSSを追加すれば、思い通りのレイアウトになります。
Display Options:表示設定
ページごとに閲覧数の表示・非表示を選択できます。
Home Page | トップページ |
Singe Posts | 個別記事 |
Pages | ページ |
Archive Pages | アーカイブページ |
Search Pages | 検索ページ |
Other Pages | その他のページ |
選択できる項目は、下記の通り。
Display to everyone | すべての訪問者 | 管理者を含むすべての訪問者に表示 |
Display to registered users only | 登録ユーザーのみ | ログインしているユーザのみ表示 |
Don't display on 〜 | 〜では表示しない | 表示しない |
設定を変更した後は、必ず[変更を保存]をクリックしましょう。
表示方法
投稿一覧での表示
WP-PostViewsを有効化すると投稿一覧に”表示数”の列が自動で追加されています。
[表示数]をクリックすると、一覧の表示が昇順・降順で切り替えできます。
表示数の列が不要な場合は、[表示オプション]のチェックを外すと非表示になります。
サイドバーでの表示
WordPress管理画面で[外観]-[ウィジェット]の順に進み、ウィジェット[表示数]をクリック。
追加したい場所を選択して[ウィジェットを追加]をクリック。
各設定をお好みで設定して[保存]をクリック。
各設定は下記の通り。
Title | タイトル | ウィジェットのタイトル |
Statistics Type | 統計タイプ | 表示する順位 |
Include Views From | ビュー元に含める | カウントする記事設定 |
No.Of Recrds To Show | 表示する件数 | 何件表示させるか |
Maximum Post Title Length(Characters) | 投稿タイトルの最大文字数 | 入力した値以上の文字は「...」で表示されます。 |
Category IDs | カテゴリーID | 特定のカテゴリーだけ表示したい場合に使用 |
カテゴリーIDは、統計タイプを「カテゴリ内で観覧回数の〜」を選択した場合、表示させたいカテゴリーのIDを入力しておくと、そのカテゴリーだけの順位を表示させるものです。
例えば、〇〇人気ページとか△▽人気ページなどカテゴリーごとのランキングを作ることができます。
フロント画面での表示
投稿記事に表示させる場合は、表示させたい場所に下記のソースを記述します。
Views Template:ビュー数の表示形式で表示
管理画面で設定した「Views Template:ビュー数の表示形式」で閲覧数を表示する場合、下記のように記述します。
<?php if(function_exists('the_views')) { the_views(); } ?>
カスタムフィールドの値で表示
カスタムフィールドの値を取得して、閲覧数を表示する場合、下記のように記述します。
<?php if (have_posts()) : ?> <?php while (have_posts()) : the_post(); ?> <?php echo post_custom('views'); ?> Views <?php endwhile; ?> <?php endif; ?>
記事タイプのランキングを表示
指定した記事タイプの指定した件数をランキングで表示する場合、下記のように記述します。
<?php if (function_exists('get_most_viewed')): ?> <?php get_most_viewed('post', 5); ?> <?php endif; ?>
上記の場合、投稿記事5件をランキングで表示します。
記事タイプと件数は、下記の因数で指定します。
表示数は、半角数字で指定。記事タイプのパラメーターは、下記になります。
post | 投稿記事のみ |
page | 固定ページのみ |
both | 投稿記事と固定ページの両方 |
特定カテゴリのランキングを表示
指定したカテゴリの指定した件数をランキングで表示する場合、下記のように記述します。
<?php if (function_exists('get_most_viewed_category')): ?> <?php get_most_viewed_category(1, 'post', 5); ?> <?php endif; ?>
上記の場合、カテゴリID1の投稿記事5件をランキングで表示します。
カテゴリID・記事タイプ・表示件数を下記の因数で指定します。
特定タグのランキングを表示
指定したタグの指定した件数をランキング表示する場合、下記のように記述します。
<?php if (function_exists('get_most_viewed_tag')): ?> <?php get_most_viewed_tag(1, 'post', 5); ?> <?php endif; ?>
上記の場合、タグID1の投稿記事5件をランキングで表示します。
タグID・記事タイプ・表示件数を下記の因数で指定します。
他にも呼び出し方法はありますが、この程度あれば十分かと思われます。
例えば、そのカテゴリーの記事を読んでくれた人に、そのカテゴリーの人気記事を紹介することによって、ブログ内の回遊率が高くなります。
SEO的にも有効で、訪問していただいた方にもやさしいですね。
以上で、WP-PostViewsの基本的な設定方法と使い方の解説は終了します。
レイアウトや便利な使い方については日を改めて...