逆アクセスランキングは、被リンク獲得に有効な方法のひとつで、検索エンジンの順位を決定する条件のひとつが『被リンクの多さ』です。安定して検索エンジンに上位表示させるには『優良な被リンクを多く獲得すること』が重要なSEO対策と言えるでしょう。
逆アクセスランキングが有利な理由
逆アクセスランキングは、URLごとにアクセス数をカウントして表示します。
例えば、Googleで検索して1人があなたのブログに訪問すれば「Google…1アクセス」となります。
あなたの友達があなたのブログにリンクしていて、あなたの友達のブログ経由で訪れた人が5人いれば逆アクセスランキングで「お友達のブログ…5アクセス」となります。
逆アクセスランキングは「アクセスしてくれるリファラー(リンク元サイト)の紹介」のようなものなんです。
アクセス解析でもリファラーの情報を得る事ができますが、情報を閲覧できるのは管理者だけです。
逆アクセスランキングはリファラーの情報を訪問者全員に公開します。
逆アクセスランキングにリンク元へのリンクがありますので、リンク元は逆サクセスランキング経由で訪問者が増えることになります。
そのアクセスをカウントするには、アクセス元からあなたのサイトにリンクが張られている必要がありますので、あなたのサイトにリンクを張ってくれやすくなると言う訳です。
しかし、ほとんどのレンタルアクセスランキングには、広告が入ります。
PCではさほど気にならないのですが、スマホなどの端末で見るとコンテンツに関係のないエロや金融関係の広告ばかり!
うんざりします…
自分で作ろうかと思いましたが、広告無しで無料の逆アクセスランキングが見つかりました。
ここでは、広告無しの逆アクセスランキングを無料で設置する方法を解説します。
Sim Accessの設置方法
Sim Accessは、フリーのアクセスランキングスクリプトです。
著作権は放棄されていませんが、広告やムダなリンクは一切入っていません。
unlinked logさん、ありがとうございます!
Sim Accessのダウンロード
▼unlinked log/無料アクセスカウンターダウンロード
http://log.noiretaya.com/script/simaccess
※追記:unlinked logさんのサイトが消失していましまいました。
バージョン1.1.1で解説しますので、バージョン違いにご注意下さい。
Sim Accessの設置
解凍した「simaccess」フォルダーをFTPクライアントソフトを使って、あなたのサーバーにアップロードして下さい。
アップロード先はどこでも問題ありません。
アップロードしたら、アクセス権(属性)を変更します。
変更するファイルとフォルダー、アクセス権は以下の通りです。
simaccess ├ admin ├ class ├ log ( 707 or 777 ) ├ .htaccess ├ access.php ├ access.sqlite ( 606 or 666 ) ├ index.php └ rank.html ( 606 or 666)
サーバーによって「707」が禁止されていたり、「777」が禁止されていたりしますのでご注意。(表示出来る方でOKです。)
たとえば、FTPクライアントソフトが「FFFTP」の場合は、対象のファイルやフォルダーを右クリックして「属性変更」をクリックします。
属性の変更画面が開きますので、現在の属性を書き換えて[OK]をクリックします。
3種の属性変更が完了したら、WordPressのテンプレートにカウント用のソースを貼付けます。
左メニューから[外観]→[テーマ編集]、右メニューから[ヘッダー]をクリックして進みます。
ヘッダーのソース内で「<!-- WP_head start -->」を探して下さい。
「<!-- WP_head start -->」上の行に以下のソースコードをコピーして貼り付けます。
<script type="text/javascript"><!-- document.write("<script type=\"text/javascript\" src=\"./simaccess/access.php?referrer=" + document.referrer + "\"></script>");
↓こんな感じですね。
「"./simaccess/access.php?…」の「.」を削除して、あなたがSimAccessを設置したアドレスを「http://」から記述して下さい。
例えば、当サイト「https://seo.yawatama.com」のrootディレクトリ(ドメイン直下のディレクトリでindex.htmlと同じ場所)に「simaccess」をアップロードした場合は、「https://seo.yawatama.com」を「.」を削除して記述します。
表示させたい場所の呼び出し用のソースを記述するのですが、ここではウィジェットに追加する方法を解説します。
PHP表示用ウィジェットの追加
ウィジェットにPHPソースを記述する場合は「Executable PHP widget」と言うプラグインを使います。
Executable PHP widgetのインストール
左メニューから[プラグイン]→[新規追加]の順でクリックして進みます。
キーワードに「Executable PHP widget」と入力して[プラグインの検索]ボタンをクリック。
プラグイン名「PHP Code Widget」下の[いますぐインストール]をクリック。(ここで表示されるプラグイン名は「Executable PHP widget」ではないのでご注意下さい。)
[プラグインを有効化]をクリック。
ダッシュボードに「Executable PHP widget」が表示されればインストールの完了です。
SimAccess表示ソースの設置
左メニューから[外観]→[ウィジェット]の順にクリックして進みます。
「PHP Code」と言うウィジェットができていますので、ドラックしてサイドバーに追加しましょう。
サイドバーに追加した「PHP Code」をクリックすると編集画面が開きますので「タイトル」を記述して、ソースコードを貼付けます。
一般的には、以下の記述になるようですが、「SEO対策済みWordPress無料テンプレート」では、読み込みできません。
<?php include("○○/simaccess/rank.html"); ?>
そこで「SEO対策済みWordPress無料テンプレート」では、以下の様に記述します。
<?php echo file_get_contents("○○/simaccess/rank.html"); ?>
「○○」の部分は、あなたがSimAccessを設置したアドレスを「http://」から記述して下さい。(ヘッダーのソースコードで「.」の部分に記述したアドレスと同じです。)
これで設置完了です。
ちなみに、わたしはテスト的にWordPressの使える無料サーバーのfteewebにもWordPressを利用したサイトを持っていますが、最下部の広告まで読み込んでしまいました。
無料のサーバーですから文句は言えませんが、まる1日ハマってしまったので、みなさんはハマらない様に。
無料サーバfteewebでの不具合対処方法
最下部の広告を読み込まさない為の記述は、以下の通りになります。
<?php $str = file_get_contents('○○/simaccess/rank.html'); if (preg_match('!</pre><br /><ol class="ranking">\s*(.*)</ol><br /><pre><br /><br />!s', $str, $res)){ print $res[1]; }?>
Sim Accessの設定
先ほど「○○」に入力したアドレスに「/simacces/」を追加したURLが「simaccess」のログイン画面になります。
ブラウザで表示させてみましょう。
初期設定では、ユーザー名「admin」、パスワード「pass」を入力してログインします。
まず、安全のため、ユーザー名とパスワードを変更しましょう。
メニューバーの[設定]をクリックします。
ログイン設定に現在のユーザー名とパスワード、新しいユーザー名とパスワードを入力して[設定更新]をクリックします。
再ログイン画面に変わりますので、新しいユーザー名とパスワードでログインし直して下さい。
後は、お好みで設定してください。
ちなみにテストサイトの設定は、以下の様になっています。
「置換えしたURLのみ表示」にしない場合は、URLが表示されます。
設定変更後は、必ず[設定更新]をクリックしておきましょう。
置換URLは、メニューバーの[置換URL設定]から設定画面に入ります。
例えば、Googleで検索して閲覧した方がいるとします。
当然、検索結果によって「https://www.google.co.jp/search?q=SEO%E5%AF%BE…(以後省略)」のようなURLになってしまいますよね?
しかも、検索キーワードによってURLが変わります。
そこで、置換元URLに「www.google.co.jp」、表示名に「Google」、置換URLに「http://www.google.co.jp」と入力しておけば、「googleco.jp/」以降のURLが異なっていても「Google」と表示されて、クリックすると「http://www.google.co.jp」につながるようになります。
Googleの場合「google.com」もありますので、置換元URLに「|」で区切って「google.co.jp|google.com」と入力しておけば、一括して「Google」と表示してくれます。
置換前のURLは[生ログ]に表示されています。
[ランキングファイル]に表示されているランキングが「サイドバー」に設置したあなたの「逆アクセスランキング」に表示されます。
設定した時間で自動更新されますが[ランキング更新]をクリックすると直ぐに更新されます。
URLを置換えた場合に使用すると良いかもしれません。
拒否したいURLがあれば[拒否URL設定]で設定して下さいね。
後はログが溜まるのを楽しみにしてお待ち下さい♪
あっ、参考の為にカスタマイズ方法も解説しましょうか?
Sim Accessのカスタマイズ
表示レイアウトは「simaccess/class/class.access.php」の「154行目」に記述されています。
メモ帳で開いてはダメですよ!
PHP用のエディタで開いて編集して下さい。
<li><span>'.$rank.'</span><a href="'.$url[$i].'" title="'.$name[$i].'">'.$name[$i].'</a></li>'; // ここまで
初期の記述は、アクセス数の表示はありません。
アクセス数を表示させる場合は、以下のソースを追加します。
<span>'.$count[$i].'pv</span>
「pv」は「page view(ページ・ビュー)」のことで、どれだけ見られたかです。
単位不要なら「PV」は削除して記述して下さい。
こんな感じですね。
<li><span>'.$rank.'</span><a href="'.$url[$i].'" title="'.$name[$i].'">'.$name[$i].'</a><span>'.$count[$i].'pv</span></li>';
デフォルトではカウントを1ヶ月分しかできません。
218〜222までをコメントアウトしちゃいましょう。
↓こんな感じで。
// 月が変わってれば削除する /*if ((gmdate('m', DELETE_TIME)) != $m) { $this->do_delete = true; $this->delete_timestamp = $start_timestamp; }*/
これで完璧!
以上で解説終了です。
アクセスアップ対策検討にお役立てください。