人気のテーマAFFINGER5を導入すると「表示速度が速くなった!」というコメントをよく見かけますが、わたしの運営するサイトでは遅くなりました。そこで対策を考えるべく検索していると「リビジョン削除で表示が速くなる」というようなコメントを見かけたので、WP-Optimizeでリビジョン削除してみました。その結果は?
この記事の目的
リビジョンがたまりすぎると表示速度が遅くなるという噂が、ちらほらありました。
と言うのも「表示速度が劇的に速くなった!」という噂のWordPress有料テーマのWING-AFFINGER5を導入して、わたしの運営するあるサイトの表示速度が遅くなってしまったからです。
リビジョンがたまりすぎないようにその都度削除するソースを追加することもできるが、危険という噂。
そこで、リビジョン一括削除できるWordPressの無料プラグイン“WP-Optimize”を使って一括削除し、表示速度が変わるのか検証。
サーバー:ロリポップ
WordPressバージョン:4.9.8-ja
テーマ:WING-AFFINGER5
WP-Optimizeバージョン:2.2.4
WP-Optimizeの設定・使い方
[プラグイン]-[新規追加]と進み、“WP-Optimize”と入力して検索。
[インストール]-[有効化]と進み、プラグイン一覧に“WP-Optimize”が表示されていることを確認。
これでインストールは完了。
まずは設定してみよう。
WP-Optimizeの設定
プラグイン一覧の[設定]をクリックするか、左メニューの[WP-Optimize]をクリック。
タブの[設定]をクリックすると設定画面が表示される。
設定は「一般設定」と自動で定期的に削除してくれる「Scheduled clean-up settings」と「Logging settings」の3つ。
- 一般設定
- Scheduled clean-up settings
- Logging settings
自動で定期的に削除したい場合は、ここで設定しておけば面倒な作業の必要はない。
しかし、今回は、実際に削除してみて早くなるのか?を検証。
とりあえず、設定はこのままで、リビジョンを削除することとする。
WP-Optimizeの最適化
タブ[WP-Optimize]をクリックして初期画面に移動する。
最適化できる項目は下記の通り。
- データベーステーブルの最適化(Optimize InnoDB tables anyway.)
- すべての投稿リビジョンをクリーン
- Clean all auto-draft posts
- Clean all trashed posts
- Remove spam and trashed comments
- 未承認コメントの削除
- 期限切れの transient オプションを削除
- ピンバックの削除
- トラックバックの削除
- 投稿メタデータのクリーン
- コメントメタデータのクリン
- 孤立したデータのクリーン
一括で最適化することもできるし、個別に最適化することもできる。
今回の目的は、リビジョンを削除すると表示が軽くなるのか?です。
「すべての投稿リビジョンをクリーン」だけを最適化するため、この項目の[最適化を実行]をクリック。
22,075あったリビジョンが、0になった。
さて、速度は早くなったのか?
検証結果
“PageSpeed Insights”で表示速度を分析する。
リビジョン削除前は、モバイル61、パソコン75だった。
削除後、モバイル57、パソコン76…
大して変わらん!
って言うか、遅くなりました。とほほ…
あまりおもしろくない結果になったので、覚悟を決めて「データベーステーブルの最適化」を試みることにした。
サイトのデータバックアップを取って「Optimize InnoDB tables anyway.」にチェック。
[最適化を実行]をクリックした。
結果、モバイル58、パソコン76…
やっぱり、大して変わりませんでした。
表示速度は、サーバーの応答時間や同時に閲覧している人の数にもよります。
ちょっとリビジョンがたまりすぎとか、データベースが乱雑でとか、全然関係ないのかもしれません。
ただ、わたしのサイトで結果が出なかっただけで、結果の出るサイトもあるでしょう。
試してみることは必要かもしれませんね。